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「良家のお坊ちゃん」にもかかわらず、奇兵隊設立から一連の長州国内戦にみられたような、最後は命を賭してでも他力本願を排除し、頼れるのは自分自身とばかりに我が道を突き進んだ激烈さ。我が身に火の粉が降りかかるのもものともせず、自らの手で「国家の重罪人」たる師匠、吉田松陰処刑後の始末に奔走した弟子としての忠義心、そして長州武士としての潔さ。

「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」とかつての同士、伊藤博文に評された通りの過激な攘夷行動家でありながら、国禁を犯し単身渡った上海の現状を目の当たりにするや攘夷の無謀さを敏感に悟り、海外との協調へと思想と行動を転換できた洞察力の鋭敏さと柔軟性。婦女子に慕われ、「人間通」の高名な侠客にまでも感銘を与えたその人間性の爽快さと、そして、ひとりの男児としての可愛気。

「艱難ヲトモニスベク、富貴ヲトモニスベカラズ」


(人間と言うのは、艱難は共にできる。しかし富貴は共に出来ない。事をなすべく目標を鋭く持ち、それにむかって生死を誓いつつ突き進んでいるときは、どの人間の姿も美しい。が、ひとたび成功し、集団として目標をうしなってしまえば、そのエネルギーは仲間同士の葛藤にむけられる。げんに、諸隊の隊長はたがいに政治家を気取って、たがいに蹴落としあいをはじめていた。?司馬遼太郎著「世に棲む日日」より)


奇兵隊はじめ諸隊による「革命」成功の後に高杉が言った言葉。

おもしろきこともなき世をおもしろく。下方彩純が言った言葉。


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